ノルウェーのOpera SoftWareは,同社のWebブラウザ・ソフトウエア「Opera」を高等教育機関向けに無償ライセンス提供することを現地時間1月12日に発表した。「学生と大学が必要とするインターネット上のセキュリティを確保するために,高速で信頼性の高いWebブラウジングを選択肢として提供する」(同社)

 Webサーフィンを行っている最中のセキュリティのリスクに対するインターネット・ユーザーの懸念は増している。「当社が厳密に記述したクロスプラットフォーム対応ブラウザこそ,より脆弱なブラウザの代わりとなる手段だ」(同社)

 Operaはタブ・ブラウズ機能,検索機能,ポップアップ広告遮断機能をはじめ,表示しているページの状態を保存しておけるセッション機能を備える。また,各学校のニーズに応じてカスタマイズ可能。例えば,ブラウザ・ボタン,背景や枠線などにスクール・カラーやマスコットのデザインを使うことができる。そのほか,学生向けのニュースや連絡事項をバナー表示する機能も組み込んでいる。

 同社によると,マサチューセッツ工科大学,ハーバード大学,オックスフォード大学などが,学生向けにOperaを導入しているという。

 高等教育機関向け無償ソフトウエア・ライセンスに関する問い合わせは,電子メール(education@opera.com)またはWebサイトで受け付けている。

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