米NETGEARは,1月6~9日にネバダ州ラスベガスで開催される家電関連の展示会Consumer Electronics Show(CES)に新製品などを出展する。NETGEAR社が米国時間1月5日に明らかにしたもの。同社は,無線LAN製品,VoIP製品,デジタル・エンタテインメント機器などを展示する。

 「VoIPが主流となり,メディア対応機器が一般的な家庭用エンタテインメント・システムで使われ始めており,2005年は(家電品やパソコンがデジタル・ネットワークでやり取りする)“デジタル・コネクティビティ”本格離陸の年になる」(NETGEAR社会長兼CEOのPatrick Lo氏)

 同社は,無線LAN製品系列「Double-108 Mbps」を披露する。2つの無線通信ストリームを同時に使用することで,最大108Mbpsの通信速度を実現できるという。IEEE802.11a/b/gに対応しており,デュアルバンドの通信が可能。ルーター「Double-108 Mbps Wireless Firewall Router(WGU624)」,PCカード「Double-108 Mbps Wireless PC Card(WG511U)」,USBアダプタ「Double-108 Mbps Wireless USB 2.0 Adapter(WG111U)」を用意する。

 無線LANの通信範囲を拡大する技術「RangeMax」のデモンストレーションも行う。同技術は7つの多入力多出力(MIMO)アンテナを使い,127種類のアンテナ・パターンをネットワーク環境に応じて動的に選択することで,電波干渉などを調整する。「通信範囲を大幅に拡大し,家中どこでも常に高速データ転送が利用可能な環境を作る」(同社)

 CESでは,米AT&Tのブロードバンド電話サービス「CallVantage Service」対応の無線音声ルーターも紹介する。同ルーターはAT&T社と共同開発した。

 家庭用エンタテインメント製品としては,無線メディア・プレーヤ「Wireless Digital Media Player(MP115)」と無線音楽プレーヤ「Wireless Digital Music Player(MP101)」を展示する。企業向け無線LAN製品は,4つのPower-Over-Ethernet(PoE)対応ポートを備えるスイッチ「NETGEAR ProSafe 8 Port 10/100 Desktop Switch(FS108P)」,アクセス・ポイント「NETGEAR ProSafe 802.11g Wireless Access Point(WG102)」を出展する。

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