米QUALCOMMは,2005会計年度第1四半期(2004年10月~12月期)の業績見通しに関する修正を発表した。それによると,同社のStrategic Initiatives部門を除いた当期の売上高は約14億ドル,希薄化後の1株当たり利益は0.26~0.27ドルの範囲になる見込み。同社は11月3日に,当期の売上高を前年同期比12~23%増の13~14億ドル、希薄化後の1株あたり利益を約0.24~0.26ドルと予測していた。

 ライセンシの報告(前期に販売されたCDMA製品のロイヤルティを当期に計上)によると,CDMA/WCDMAの新規販売台数は約4000万台(従来予測は4100万台),CDMA/WCDMAの平均販売価格は約212ドル(同約213ドル)となる見通し。

 「3G CDMAは世界全体で高成長を続けており,ライセンシからの報告では,特に前期のインフラ販売が堅調だった。こうした要因により,既存のCDMA2000 1xEV-DOネットワークの拡張や新規導入が進んだ」(QUALCOMM社会長兼CEOのIrwin Mark Jacobs氏)

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