米Groove Networksは,PtoP(ピア・ツー・ピア)技術を使ったグループウエア「Groove Virtual Office」向けのテンプレート群「Rapid Solutions Exchange」を米国時間12月20日に発表した。同社WWWサイトから無償でダウンロードできる。
同社は,マーケティング・プログラム,インシデント・トラッキング,オフィス管理,人事といった幅広い協調的なプロセス向けに25種類のテンプレートを提供する。Rapid Solutions Exchangeは,同社と同社の顧客,パートナによって開発されたもの。2005年初旬までに40種類が用意される予定だという。
テンプレートは,フォーム・アプリケーション「Groove Form」を中心として,特定のビジネス・プロセスや機能を管理するGrooveツール群で構成される。Groove Formは,軽量で分散型のアプリケーションを迅速に作成するための開発環境となる。
テンプレートをダウンロードした後に,フォーム・アプリケーションを含むツールは,チーム,ビジネスの要件に合わせてカスタマイズすることができる。大規模な企業は,「Groove Enterprise Data Bridge」を使うことにより,フォーム・アプリケーションを既存のシステムとデータ・ソースに連結できる。
「Groove Virtual Office v3.0」の価格は,Professional Editionが179ドル,Project Editionが229ドル。60日間の試用期間が用意され,無償で評価することもできる。同社は,企業やパートナからのテンプレートの提供を受け付けている。
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