米Microsoftと米Autodeskは,クロスライセンス契約を締結したことを米国時間12月16日に発表した。同契約により,両社はそれぞれが保有する特許ポートフォリオをより広い範囲で利用できるようになるという。

 今回の契約は,両社の長期間に渡る提携を拡張するもの。両社の製品ポートフォリオを充実させ,より包括的で経済効率に優れたソリューションの提供を狙う。

 契約を通じ,両社は,データ管理,コラボレーション,設計データ管理,デジタル・エフェクト,デジタル権利管理,プロジェクト管理,CAD,位置情報サービスを含め,多数の分野における特許技術の相互利用と実装を促進する。契約の条件に関する詳細は明らかにされていない。

 Microsoft社は,米Cisco Systems,独Siemens,独SAPを始めとするいくつかの主要技術企業ともクロスライセンシング契約を締結して協調している。

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