米Mozilla FoundationのWebブラウザ「Firefox」の広告が米紙「New York Times」に掲載される。Mozilla Foundationが米国時間12月15日に明らかにしたもの。12月16日付の同紙に,2ページにわたる全面広告が載るという。
広告は,5万人のユーザーが登録するMozilla推進ボランティア・サイト「Spread Firefox」が手配し,ユーザーなどの寄付によって費用をまかなった。
米国では,11月にリリースした「Firefox 1.0」の普及促進を図り,New York Times紙の広告枠を購入するための募金キャンペーンが行われていた。
広告には,寄付者すべての氏名と「今使っているWebブラウザにうんざりしていますか?」というフレーズ,Firefoxのロゴとマークなどが印刷されている。
米メディアの報道(CNET News.com)によると,寄付者は1万人にのぼる。広告は当初1ページだけの計画だったが,全員の氏名を載せるのが難しく,枠を拡大したため,掲載が予定より遅れたという。
なお,New York Times紙の広告掲載に先駆けて,今月初め,ドイツの新聞「Allgemeine Zeitung」に,Mozillaコミュニティの寄付による1ページの全面広告が掲載された(関連記事)。
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