米Googleが,Webサイト検索時に検索キーワードを自動的に推測するサービス「Google Suggest」の英語ベータ版を,テスト・サイト「Google Labs」で米国時間12月9日に提供開始した。

 ユーザーが検索キーワード用入力ボックスに文字を入れると,検索候補と思われる単語/フレーズの一覧がドロップ・ダウン・リスト形式で現れる。各単語/フレーズには,ヒットするページ数も表示する。候補のなかから単語/フレーズを選べば,それを使って実際に検索を行う。

 たとえば,「JA」と入力すると「japan」「java」「javascript」「jaguar」「james bond」が,「mi」と入力すると「microsoft」や「michael moore」などが候補として表示される。「当社が既に提供している『Did you mean?』(日本語版では『もしかして』)機能と似ているが,リアルタイムに機能する点が異なる」(Google社)

 対応Webブラウザは,Internet Explorer 6.0以降,Netscape 7.1以降,Mozilla 1.4以降,Firefox 0.8以降,Opera 7.54以降,Safari 1.2.2以降。JavaScriptとクッキーを有効にしておく必要がある。

 同社は,正式版の提供時期などについては明らかにしていない。英語以外の言語への対応は,前向きな姿勢を示すものの,具体的な計画は発表していない。

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