米Hewlett-Packard(HP)は,企業向けサーバー製品に米S2ioの10GビットEthernetアダプタ「Xframe」を採用する。S2io社が米国時間12月6日に発表したもの。

 Xframeは,サーバーとストレージ間を接続するアダプタで,IPv6をフルサポートする。「HP-UX,AIX,Solaris,Irix,Linux,Windowsなどのすべての主要OSで,TCP/IPの完全性と信頼性を維持できる」(S2io社)としている。

 HP社は,PCI-X 1.0拡張バスを備えた「HP-UX 11i」搭載サーバーにXframeを組み込む。PA-RISCプロセサ・ベースの「HP 9000」や,Itanium2ベースの「HP Integrity」などが対象に含まれる。

 「10Gビットで動作する標準ベースのEthernetは,当社の大企業向け戦略『Adaptive Enterprise』を補完するものとなる」(HP社Business Critical Systems DivisionのWorldwide Product Line担当マネージャ,Brian Cox氏)

 S2io社は,2001年に設立され,カリフォルニア州クパチーノとカナダのオタワに拠点を持つ。米メディアの報道(CNET News.com)によると,米Sun Microsystemsや米Crayなどとも提携を結んでいるという。

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