米Mozilla Foundationが,オープンソース電子メール・クライアント「Mozilla Thunderbird 1.0」のリリース候補初版(RC1:Release Candidate 1)の公開を米国時間12月1日に開始した。Mozilla Foundationのサイトから無償でダウンロード可能。

 「RC1版は,多くのバグを修正したほか,検索フォルダの保存,RSSリーダー,メール移行,メッセージ分類など,さまざまな機能改善を行った。初期設定のテーマを更新し,新しいアートワークも採用した」(Mozilla FoundationのScott MacGregor氏)

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,MacGregor氏は「RC1により,安全な電子メール環境の提供に向け大きく1歩前進した」と述べているという。Thunderbird 1.0の正式版リリースは,12月7日の予定。

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