米SBC Communicationsは米国時間11月23日に,レンタカー事業の米Avisおよび大手書店の米Barnes & Nobleと,Wi-Fi対応ホットスポット・サービス「FreedomLink」の提供に関してそれぞれ提携を結んだことを発表した。

 Avis社との提携では,米国の主要空港にある同社ビジネス・センター88カ所で,FreedomLinkを提供する。年内に一部でサービス導入を開始し,2005年初旬までに88カ所すべての導入を完了する予定。

 また,Barnes & Noble社の600店舗以上でFreedomLinkを利用可能にする。「書店の客は,休憩スペースやカフェで,ダイアルアップ接続の50~100倍の速度でインターネットを楽しむことができる」(SBC社)

 FreedomLinkの月額利用料は19ドル95セント。SBC社が提供するすべてのWi-Fi対応ホットスポットにアクセスできる。SBC社DSLサービスのユーザーは,2005年4月15日まで無料で利用することができ,その後は(1年契約の場合)1カ月あたり1ドル99セントが必要となる。

 また,Avis社ビジネス・センターのホットスポットでは7ドル95セントの1日会員料金を,Barnes & Noble社店舗では2時間3ドル95セントの料金プランを設定する。
 
 ちなみにSBC社は,現在5000カ所以上でホット・スポットを提供しており,2006年末までには約2万カ所に拡大する計画である。

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