ルクセンブルクのSkype Technologiesが，同社のIP電話ソフトウエアをコードレス電話機から使うためのアダプタ製品「Gigaset M34 USB」（ドイツSiemens製）を，現地時間11月10日に発表した。オーストリア，英国，ドイツ，スイスなど欧州諸国のインターネット・ユーザーとのあいだで，Siemens社Gigaset製品系列の電話機を使ったパソコン・ベースのIP通話が利用可能となる。
Gigaset M34 USBは，パソコンのUSB端子に接続する。Siemens社製コードレス電話機の親機として機能。コードレス電話機でIP電話ソフトウエア「Skype」ユーザー間の発着信が行えるほか，同ソフトウエアの持つ電話帳，ユーザー検索，電話会議といった機能も利用できる。
固定電話機や携帯電話機に発信できる有料サービス「SkypeOut」にも対応する。利用可能な電話機は，「Gigaset C340/345」「同CX340/345isdn」「同S440/445」「同SX440/445isdn」「同S645」「同SL440」。
Gigaset M34 USBは各地の小売店で既に購入可能。価格はオープン。最大120分相当のSkypeOut利用権が付属する。
◎関連記事
■ルクセンブルクSkype，IP電話ソフト「Skype for Windows」対応APIのベータ版を正式公開
■IP電話ユーザー数：米Voicegloは180万人超，ルクセンブルグSkypeは1290万人超
■人気沸騰のインターネット電話「Skype」，日本で使うメリットはあるか？
■「2009年には米国家庭の10％にあたる1210万世帯がVoIPを利用」，米調査
■「ケーブル事業者によるVoIP市場参入が相次ぐ」，米調査より
■IP電話の利便性損なう総務省判断
■「VoIPは今後大幅に普及，通信業界リーダーの約2/3が楽観視」，米調査
■「消費者の3/4がVoIPを知っている，Wi-FiやDSLより認知度高い」，米AT&Tの調査
[発表資料へ]
