「米国成人の約4人に1人は,仕事関係者(クライアント,顧客,従業員,同僚,上司など)に関してオンライン検索を行ったことがある」。米Infospaceが米国時間10月21日に,米国成人のオンライン検索に関する調査結果を発表した。

 今回の調査は,米Infospaceの委託を受けた米Harris Interactiveが,9月28~30日にかけて,18才以上の米国成人2266人(男性1089人,女性1177人)を対象に実施したもの。

 同僚に関するオンライン検索のうち,最も多かった理由が「好奇心」(71%)で,クライアントや顧客に関するオンライン検索では「住所や電話番号などの情報を調べるため」(85%)だった。特に「好奇心」については,オンライン検索の対象が従業員および雇用予定の従業員の場合で52%,上司および就任予定の上司の場合で63%にのぼった。

 また,男女を比較すると,このようなオンライン検索を行なう可能性が高いのは男性の方で,その割合は女性のおよそ2倍にあたるという。

 「Guide to Internet Job Searching」の共著者であるMargaret Riley Dikel氏は「世間に対して自分をどのように見せるか,選択する必要がある」と述べている。「新聞であれ,ニュースレターであれ,そこは(他者とつながる)オンラインだ。誰かが乳ガンを克服したと明らかにした場合,そのこと自体は素晴らしいが,雇用者にとっては健康上のリスクがあるとみなされる可能性がある」(同氏)

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