米Time Warner傘下のAmerica Online（AOL）は，米Major League Baseballのインターネット部門MLB Advanced Media（MLBAM）と協力し，AOL社のインスタント・メッセージング（IM）サービス「AOL Instant Messenger（AIM）」で大リーグ情報を提供する。AOL社が米国時間10月20日に明らかにしたもの。
AOL社とMLBAM社は今年初めに提携を発表しており，今回のサービスはその一環となる。「パソコンやモバイル装置のAIMで，試合のスコアやワールドシリーズのハイライトなどを入手できる」（同社）
新サービスは，AOL会員およびAIMユーザーを対象に提供し，AIMの「Buddy List」機能を利用する。同機能の「Buddy List Setup」画面で「Add Buddy」を選択し，「MLB」と入力する。ユーザーは「MLB」Buddyを通じて8カテゴリの情報を入手できる。
各カテゴリの主な内容は以下の通り。
・Alerts & Live Polls：「MLB」Buddy登録者とのコミュニケーション
・Today's Scores：試合の最新スコア
・Standings：リーグ，地域ごとのチーム順位など
・Schedules：当日の試合スケジュール，中継時間
・Headlines：最新ヘッドライン
・Fantasy Games：大リーグの公式サイト「MLB.com」の「SimLeagues」へのリンク
・MLB Multimedia：MLB.comや「AOL for Broadband」サービスが提供するマルチメディアなど
・Team Info：チームのメンバーや歴史などの各種情報，ファンのメッセージ・ボードなど
「AOL社とMLBAM社のコラボレーションは，インスタント・メッセージングが友達や家族とのコミュニケーションを支援するだけではなく，生活のあらゆる場面で，人々が集い，迅速にコミュニケーションできる経験を支援することを示している」（AOL社Desktop Messaging部門シニア・バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャのEd Fish氏）
また，米XM Satellite Radioは同日，大リーグの試合中継に関して，11年間の契約を結んだことを明らかにした。契約規模は6億5000万ドル。同社の衛星ラジオ「XM」で，MLBの2005年度レギュラー・シーズンから，放送を開始するという。
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