米Apple Computerは,同社直営店「Apple Store」のミニ・バージョンを展開する計画を米国時間10月14日に明らかにした。最初の6店舗は,カリフォルニア州パロアルト,サンノゼ,サンタローザ,ワシントン州タクウィラ,ニュージャージー州ブリッジウォーター,ロッカウェイにおいて16日午前10時にオープンされる。

 ステンレスの壁にシームレスな白い壁と天井という内装が施された小型店舗は,もっとも売り場面積が小さいApple Storeのおよそ半分の大きさになるという。

 今回発表された小型店舗では,同社のポータブル・コンピュータと新しいデスクトップ・コンピュータ「iMac G5」,「iPod」のすべての製品ラインを用意するとともに,iPod,Mac製品向けサードパーティ製品の販売も行なう。また,従来のApple Storeと同じように「Genius Bar」と呼ばれる相談コーナーを設けて直接顧客に対応するとともに,ProCare会員向けの翌日までの修理を含め,Apple製品の修理も受け付ける。

 2001年5月に最初の直営店をオープンしてから3年が経過し,同社は現在,全米84カ所にApple Storeを展開している。来店客の数は5000万人を越え,直営店における製品の売上高は6億5000万ドルを越えている。先ごろ発表された9月末締めの2004年通期の決算報告によれば,同年の直営店からの売上高は12億ドルに達している。

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