米Plumtree Softwareは米国時間10月12日に,企業向けポータル・スイートのJava対応版「Corporate Portal 5.0J」を発表した。.NET対応版である「Corporate Portal 5.0」と同様の機能を備え,Java 2 Platform, Enterprise Editon(J2EE)をサポートする。「Javaと.NETの両方に対応したポータル・ソフトウエアを提供しているのは当社だけ」(Plumtree社)という。

 「5.0と5.0Jは,ユーザー,システム,ビジネス・プロセス全体にわたる作業を統合するためのアプリケーション構築を支援する。企業は,従来の業務や技術の境界を越えて利用可能なアプリケーションを,作成,管理,配布できる」(Plumtree社)

 Plumtree社は,Corporate Portal 5.0Jへ移行する顧客に対し,トレーニングなどを含む4週間のサービスなどを提供する。

 またPlumtree社は,ファイアウオール内外のユーザーが情報を共有するためのコラボレーション・サーバー「Collaboration Server 4.0」と,企業コンテンツを作成および発行するためのコンテンツ・サーバー「Content Server 6.0」を発表した。

 Collaboration Server 4.0は,「Plumtree Enterprise Web Suite」と連携するため,同スイートの検索,管理,ナレッジ管理機能や,セキュリティ・フレームワークに対応した複数のアプリケーションを組み合わせて利用することが可能。プロジェクトのスケジュールを「Exchange」「Lotus Notes」と同期する機能やプレゼンス通知機能を備えるほか,「Microsoft Office」のファイルまたはテンプレートを直接作成できる。Webサービス対応のAPIを用いれば,さまざまなWebアプリケーションにコラボレーション機能の各要素を組み込むことが可能。

 Content Server 6.0は,分散型コンテンツ管理が可能。テンプレートを拡充し,テキスト編集機能を強化した。また,WebDavとの統合機能を追加している。

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