米Harris Interactiveが,携帯電話機ユーザーに関する意識調査の結果を米国時間10月7日に発表した。それによると,携帯電話機を持つ米国成人の74%は,「安全を確保するために携帯電話機を持ち歩く」と回答したという。また「携帯電話機は安全確保にとって必要不可欠」と考えるユーザーは32%いた。

 調査は携帯電話機を所有する米国成人2719人を対象に,9月9~13日にかけて行った。

 携帯電話機を持つ理由を,仕事や個人的な事情以外から2項目選んでもらったところ,「安全確保」が74%で最も多く,「常に連絡できる状態でいたい」(56%),「情報入手のため」(11%),「付き合いの必要から」(11%),「娯楽のため」(2%)が続いた。

 また,携帯電話機によって安全性が高まるかどうかを質問したところ,「安全確保に必要不可欠」(32%),「安全性はやや高まる」(51%),「安全性の向上にはほとんど影響しない」(17%)という結果が得られた。

◎関連記事
「携帯電話利用者の半数以上がTV付き携帯電話に興味なし」,米Lyra Researchの調査
「音声通話以外の携帯向けサービスは今後大きく成長,13~20才がけん引」,米調査
ハリケーン「フランシス」が襲ったフロリダ州,米Cingularと米Sprintの復旧対策
「2004年Q2の世界携帯電話販売台数は,前年同期比35%増」,米Gartner調査
「オンライン・ゲーム,モバイル機器のみで利用するユーザーは約10%」,米調査
「携帯電話機を使うモバイル・チケット市場は2009年に390億ドル規模」,英調査
「位置情報サービスへの関心が再燃,市場規模は2010年までに36億ドル」,米ABIの調査
解説:緊急通報で携帯電話機の位置情報活用,GPS普及のけん引車になる期待

[発表資料へ]