米Oracleは,北米の小規模企業向け業務アプリケーション・パッケージ「E-Business Suite Special Edition」の提供を開始した。同社が米国時間9月27日に発表した。同スイートは,ビジネス・アプリケーション群「Oracle E-Business Suite 11i」,導入サービス,研修,サポートを組み合わせたパッケージ。同社は,同製品の販売チャネルをパートナ企業に拡張し,公認パートナを通じて北米向けに提供する。

 同製品は,財務会計,在庫管理,製造,販売注文管理,購買処理,調達といった業務アプリケーションがバンドルされており,顧客はビジネスのニーズに合わせてパーソナライズが可能。Oracle On Demandサービスを利用できるオプションも用意している。

 北米向けOracle E-Business Suite Special Editionは,公認パートナを通じて提供される。パッケージには,ユーザー10人から最大50人分のライセンスが含まれる。価格は,パートナが設定し,個別に販売される。

 Oracle社は,Oracle製品を販売するパートナ企業の拡大を図っており,Abaris社,Baytree社,Core Services社,Dynamic Information Systems社,Lucidity Consulting Groupなどがパートナ企業に加わっている。

 同社は,パートナ企業に対し,販売コンサルタント,デモ・センターを含む販売リソースへのアクセスを提供する。それぞれのパートナ企業に,Oracle社は同社の販売組織であるOracle Directの販売員が割り当てられ,販売コンサルティングなどが提供される。また,同社は,パートナに対してOracle製品の販売,導入,サービス,技術サポートに向けて30を超えるトレーニング・コースを提供する。

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