米Sun Microsystemsが四半期ごとに開催するイベントNetwork Computer '04(NC04Q3)で米国時間9月21日に,ストレージ製品系列「Sun StorEdge」の新製品,「Solaris 10 Operating System(OS)」の新機能と関連ソフトウエア,Solaris OS対応の新型サーバー,従量制のグリッド・コンピューティング・サービスなど,24種類以上の製品やサービスを発表した。
主な内容は以下の通り。
【ストレージ製品】
・「Sun StorEdge 6920」:
中規模向けシステム。「ベンチマーク・テストStorage Performance Council(SPC)で評価したところ,米IBMおよび米Hewlett-Packardの製品より価格性能比が35%以上高かった」(Sun社)
・「Sun StorEdge 9990」:
ハイ・エンド向けシステム。仮想化,複製,データ移動機能が特徴という
・「Sun StorEdge 5210」:
さまざまなOSに対応したNAS装置。「設定が容易で15分以内に導入できる」(同社)
・「Sun StorEdge 6920」:
ユーティリティ・コンピューティング・サービスで利用可能なシステム。ハードウエア,ソフトウエア,導入/サポート・サービス込みの月額料金は1“Sun power unit(SPU)”当たり0.80ドルから
・「Sun StorEdge Traffic Manager」:
Solaris 10 OSに組み込まれているストレージ管理ソフトウエア。システムにストレージを追加する際に,自動的に設定変更を行う
【Solaris 10 OS関連】
・「Sun Studio 10」:
統合開発環境。米AMDのOpteronプロセサや米IntelのNoconaプロセサ(開発コード名)ベースのシステム上で動作する64ビット・アプリケーションを開発できる。Solaris 10と合わせて2004年第4四半期に利用可能とする
・「Java 2 Platform, Standard Edition 5(J2SE 5)」(開発コード名は「Project Tiger」):
Java2用のソフトウエア開発キット。Solaris 10 OSに統合した形態で,30日後に利用可能とする
・「Sun Cluster」:
クラスタリング・ソフトウエアの新版。Solaris 10 OSに統合する
【サーバー】
・「Sun Fire V490」「Sun Fire V890」:
Chip Multithreading(CMT)技術対応のUltraSPARC IVプロセサを搭載。「当社の既存4ウエイ/8ウエイ・システムと同等の価格で2倍の処理性能を実現した」(同社)。価格は,V490が3万995ドル,V890が3万9995ドル。同日より利用可能とする
・「Sun Fire V40z」:
Opteronプロセサを搭載する4ウエイ・サーバー。Solaris OSのほか,Red Hat Linux,SUSE Linux,Windowsにも対応している。
【グリッド・コンピューティング・サービス】
従量制の料金体系を採用。料金は1CPU当たり1時間1ドル。
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[発表資料(全体概要)]
[発表資料(ストレージ製品)]
[発表資料(Solaris 10 OSと関連ソフトウエア)]
[発表資料(サーバー)]
[発表資料(グリッド・コンピューティング・サービス)]