米VeriSignは,2004年第2四半期のドメイン登録に関する統計を米国時間9月14日に発表した。それによれば,同期に新規登録されたドメインは世界で460万件に上り,前期から2.5%増加した。世界全体でドメイン登録件数は,前年から7%増加して過去最高の6450万件に達した。

 同社によれば,ドメイン登録件数はピーク時の1990年代後半に匹敵するレベルに到達している。トップレベルドメイン(TDL)の種類別では「.com」が依然としてもっとも多いが,国別TDLが占める割合は,現在世界で登録されている全TDLの39%を占めている。同期における国別ドメインのトップはドイツの「.de」だった。ドイツのドメイン・ネーム市場において,90%は.deを使用している。2位は英国の「.uk」だった。

 ドメイン登録件数では4番目の「.net」は,ホストの44%以上で使用されている。また,すべてのWebページ・ビューの31%,企業と消費者間の電子商取引の32%を占めている。
また,.comと.netドメイン登録の更新も進んでおり,2003年1月には更新率が50%だったが,2004年5月には71%まで上昇していることが明らかになった。

◎関連記事
米VeriSign,DNSサーバーの更新間隔を「数秒ごとに1回」に短縮
「ICANNは独禁法違反」とする米VeriSignの主張を裁判所が却下
米Yahoo!,年額9.95ドルのドメイン名サービスを開始,電子メール・サービスも強化
米VeriSign,中国北京に14番目のDNSサーバー拠点を計画

発表資料へ