米Macromediaは米国時間9月7日,中小企業向けのオンライン会議サービス「Breeze Live」を発表した。課金システムに,利用した分だけ支払うpay-per-use方式と,月額料金方式の2つを採用し,「オンライン会議サービスの利便性を,いつでも低コストで利用できるようにする」(Macromedia社)。

 広く普及している「Flash Player」を利用するため,ユーザーは新たにソフトウエアをダウンロードする必要がない。また,アカウントに任意の設定を保存できるため,同じ“会議室”を繰り返し利用できる。

 米メディア(InfoWorld)によると,ブラウザ・ベースの同サービスでは,ホワイト・ボード,文書,ビデオなどを共有できるほか,「PowerPoint」のスライドといったグラフィックスも利用可能。

 Macromedia社ジェネラル・マネージャのTom Hale氏は,「個人ユーザーや中小企業が,気軽にライブ・プレゼンテーションや通信などを行えるよう,新しい料金体系で同サービスを提供する」と説明した。

 Breeze Liveは直ちに利用可能とする。利用料金は1分当たり32セント,もしくは1シート当たり月額75ドル。月額料金の場合は無制限で利用できる。5シート・パッケージと10シート・パッケージを用意する。

◎関連記事
米Macromedia,無償のオンライン会議サービスを3月いっぱい提供
米Macromedia,「Breeze」にオンライン会議機能を追加
米AOL,企業IMユーザー向けのオンライン会議サービス「AIM Business Services」を発表
米Microsoft,Officeブランドのオンライン会議サービス提供を発表
米Microsoftのオンライン会議/IMサービスを米デルが導入
米Microsoftが企業向けIMソフトなどの製品名に「Live」を付加,「リアルタイム性を表現」
米Cisco,Web会議製品を手がける米Latitudeを買収
米Oracle,オンライン会議機能を追加した「Collaboration Suite Release 2」を出荷開始 

[発表資料へ]