米3Comが米国時間9月3日に，2005会計年度第1四半期（2004年6月～8月期）業績見通しの下方修正を発表した。売上高は1億6000万～1億6400万ドルの範囲，粗利率は38～39％の範囲になる見込み。3Com社の事前予測では，売上高が2004会計年度第4四半期（2004年3～5月期）の1億8300万ドルとほぼ同じ，または，やや増加，粗利率は約40％としていた。
正式な決算報告は，2004年9月16日の株式市場終了後に行う。
米メディアの報道（CNET News.com）によると，投資家は下方修正の発表を否定的に受け止め，3Com社の株価は9月3日の取引開始後1時間で約9％下落したという。同社はネットワーク・インタフェース・カード事業で市場シェアを減らし続けており，「同事業の2004会計年度第4四半期における売上高は約2500万ドルで，前年同期の42％減」（米Synergy Research GroupアナリストのJoshua Johnson氏）である。
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