フィンランドのセキュリティ・ベンダーSSH Communications Securityは，米Hewlett-Packard（HP）のパートナ・プログラム「HP Enterprise Management Services for Partners」に参加し，企業向けセキュリティ・スイート「SSH Tectia」とHP社のIT管理ソフトウエア「HP OpenView」との統合を図る。SSH社が米国時間8月23日に発表した。
具体的には，管理用モジュール「SSH Tectia Manager」をHP OpenViewと組み合わせ，企業がネットワークおよびセキュリティ・ミドルウエアを集中管理できるようにする。また，PKI製品「SSH Tectia Certifier」をアクセス認証ソフトウエア「HP OpenView Select Access」に対応させ，2因子認証の導入および実行を簡素化する。
SSH Tectiaは，SSH社のセキュリティ技術「SSH Secure Shell」をベースにしており，企業ネットワーク内外のエンド・ユーザーに安全な通信を提供する。「強力な暗号化機能と認証機能を備え，異なる複数のシステムが混在する環境にも簡単に統合できる」（SSH社）
「SSH TectiaとHP OpenViewを統合することで，顧客はセキュリティ分野の投資回収期間を短縮し，プロセス管理および監視の効率を高め，認証管理などのセキュリティTCOを削減できる」（SSH社設立者兼CTOのTatu Ylonen氏）
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