米Macromediaは新しい統合開発環境(IDE)「Macromedia Flex Builder」を米国時間8月23日に発表した。同製品は,プレゼンテーション・サーバー/アプリケーション用フレームワーク「Macromedia Flex」によるアプリケーション開発の効率を向上させるように設計されている。

 Flex Builderは,Flexアプリケーションの開発を促進するとともに,同製品をさらに普及させることを狙っている。インタフェースのレイアウト,コーディング,デバッグ,配備といったインターネット・アプリケーション開発における全工程を加速するように設計されている。また,ビジュアル・インタフェース・レイアウトのデザイン・ビュー,MXML,ActionScriptコード・エディタ高度なデバッグ機能などを提供している。

 同日,同社は,Macromedia Flexを同年3月下旬にリリースして以来,米Lockheed Martinを始めとする40社以上が採用していることも明らかにした。

 Flexは,WebアプリケーションのUIを高機能化するフレームワーク。Scalable Vector Graphics(SVG),Cascading Style Sheets(CSS),XML,SOAPといった標準仕様を採用し,構築済みのコンポーネント,効果,動作,レイアウト・マネージャによるクラス・ライブラリを備える。オープンなツールに対応しているので,任意のテキスト・エディタや統合開発環境(IDE)でFlex用アプリケーションの作成が可能になる。

 Macromedia Flexに関する詳細は,同社のWebサイトに記載されている。今回リースされたFlex Builderは英語版でWindowsに対応する。FlexとFlex Builderは,同サイトでトライアルを入手できる。

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