中国のChina Mobile Communications（CMCC）は，中国のchinadotcomのモバイル・サービス事業Go2joyをはじめとする付加価値サービス・プロバイダ22社がCMCCの複数の要件に違反しているとして，制裁措置を加える。chinadotcom社がCMCCから通知を受け取ったことを，中国の香港で現地時間8月20日に明らかにした。
CMCCはGo2joy社について，「Go2joy社が1）山西省の非アクティブ・ユーザーに誤って課金した，2）コンテンツ・サービス契約を結んでいる湖南省において，CMCCの承認あるいはユーザーの了解を得ずに，一部のユーザーを自社のショート・メッセージング・サービス（SMS）プラットフォームに移行した，3）山西省および河南省のユーザーに，不適当な表現を用いたプロモーション・メッセージを送信した，4）無効になったSMSアカウントに，誤って引き続き課金した」と指摘。
このためGo2joy社は2004年8月10日よりサービスを一時停止し，既存SMSをCMCCのサービス監視システム「Mobile Information Service Center」に接続して，CMCCによる改善策の調査を受けた。
CMCCは，新たなプラットフォームへのGo2joy社アプリケーションの導入を年内いっぱい見合わせるほか，すべての既存プラットフォームにおけるGo2joy社の新製品およびサービスの提供を2005年6月30日まで保留する。また，Go2joy社に対し，130万元（約16万ドル）の罰金を支払うよう求めている。
chinadotcom社の株式の81％を保有する中国hongkong.comのCEO，Rudy Chan氏は，「Go2joy社の違反行為を残念に思う。2004年第4四半期にはGo2joy社のSMSを再開できるようにしたい」と述べた。
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