米証券取引委員会(SEC)が米Googleの新規株式公開(IPO)について承認した。Google社が米国時間8月18日に明らかにしたもの。

 Google社によると,SECは同社Class A普通株の登録を有効にしたことを,東部時間8月18日午後4時に公表したという。これにより,Google社はIPOの入札を締め切る。米メディアの報道(InfoWorld)によると,当初は8月17日にSECの承認がおりるとみられていた。

 なお,Google社は同日,SECの承認がおりる前に,株式の参考公募価格帯を1株当たり85~95ドルに引き下げている。また,株式売却数を2569万7529株から1960万5052株に削減することを発表した。内訳は,公開株数が1414万2135株で,既存株主の売り出し株数が546万2917株となる見込み。同メディアの別の報道(InfoWorld)によると,当初は売り出し価格帯を1株当たり108~135ドルと見積もっており,最大35億ドルの資金調達を期待していた。変更後の価格帯と売却数から推算すると,IPOによる調達額は最大19億ドルとなる見込み。

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