米MacromediaはFlashアプリケーション開発ツール「Flash MX 2004」と「Flash MX Professional 2004」のアップデート(バージョン7.2)を米国時間7月27日,発表した。両ツールのユーザーは同日より,Macromedia社のWebサイトから無償でダウンロードできる。「安定性を向上し,より包括的なドキュメンテーション機能を追加した」(同社)

 Macromedia社によると,ツールの立ち上げと,コードのコンパイルに要する時間を短縮し,生産性と効率性を向上した。さらに,400以上のサンプル・コードのほか,コンポーネント作成とカスタマイズに利用できる新たなチャプタを追加した。

 また,システム・リソースをより効率的に利用できるようにしたほか,フォント・サポートを強化し,Flashを利用する際の推奨ディスク容量を縮小した。

 今回のアップデートに際して,アンケート,掲示板,コミュニティのブログなど,ユーザーからのフィードバックを取り入れたという。「その結果,ユーザーの利用体験を大幅に向上するさまざまな変更を行うことができた」(Macromedia社Developer Relations部門担当製品マネージャのMike Chambers氏)

 現時点では英語版のみの提供となるが,そのほかの言語版も年内に対応する予定という。

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