米BEA Systemsは,中国の香港で現地時間7月27日,企業のサービス指向アーキテクチャ(SOA)導入を支援する「BEA WebLogic Server Process Edition」の一般向けリリースを発表した。アプリケーション開発とビジネス・プロセス管理(BPM)を統合し,サービス指向のアプリケーション作成と保守を行えるようにする。「企業はコストを浪費することなく,すぐにSOAの恩恵を享受できる」(BEA社)

 BEA WebLogic Server Process Editionを使うことにより,企業はサービスを実装し,サービスどうしを連携させ,アプリケーション開発を組み合わせることが可能。強力なBPMフレームワークを利用し,「プロセス駆動型」のアプローチをとることで,複数のサービスおよびアプリケーションの開発,協調,保守を簡単に実行できる。

 BEA WebLogic Server Process Editionは,互換性,適合性,生産性に優れたサービス指向のビジネス・モデル構築を支援する「Liquid Computing」構想の一部。アプリケーション開発/統合プラットフォーム「BEA WebLogic Platform 8.1」と共通の管理,セキュリティ,開発,ランタイム・フレームワークを採用し,緊密な統合を図っている。

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