米Ask Jeevesは,米Googleとの広告に関する契約を2007年まで延長した。同社が米国時間7月26日に発表した。契約更新により,同社は引き続きGoogle社からAsk Jeevesの検索,ポータル・サイト向けにスポンサ付き広告リンクの提供を受ける。契約に関する金銭面の詳細は明らかにされていない。

 今回の契約更新の対象となるのは,「Ask Jeeves(Ask.com)」と英国版の「Ask Jeeves UK(Ask.co.uk)」。Google社のスポンサ付き広告は,Ask Jeeves社が展開する広告製品を補完する。

 「検索広告の実績,大手広告主によるオンライン支出の拡大,地域情報検索の可能性を考えると,検索広告には引き続き大きな成長機会があると確信している」(Ask Jeeves社CEOのSteve Berkowitz氏)

 Nielsen NetRatings社の調査によれば,Ask Jeevesには3200万人を超えるユニーク・ユーザーが訪問しており,米国内でもっとも訪問者が多いサイトの9番目に位置している。

 Ask Jeeves社は,3月にポータル・サイト「iWon」,「Excite」,「My Way」,「My Web Search」を所有していたInteractive Search Holdings社を買収している。米メディアの報道(CNET News.com)によると,新しい契約では,前回契約を締結してから買収したサイトにも広告が提供されるという。

◎関連記事
検索エンジンで最も人気が高いのは『Google』,しかし広告効果は低い」,米調査
「米国ユーザーの検索エンジン利用,米Googleが引き続き優勢でリードを広げる」,米調査
米Ask Jeevesの英国事業,米Googleの有料広告サービスを採用

発表資料へ