米Apple Computerは米国時間7月19日,携帯型音楽プレーヤ「iPod」の4代目モデルを発表した。20GBモデルと40GBモデルを用意し,これまでより100ドル安い299ドルと399ドルで,即日発売する。

 バッテリ駆動時間は「iPod mini」より約50%長い12時間。iPod mini同様,タッチ・ホイールにメカニカル・ボタンを加えた「Click Wheel」を採用した。またメイン・メニューに,シャッフル再生が可能な「Shuffle Songs」機能を加えた。

 これまで同様,FireWireまたはUSBを介してMacやWindowsコンピュータの音楽ライブラリの内容を自動転送する「Auto-Sync」技術を採用,付属のFireWireまたはUSBケーブルを使ってiPodの充電もできる。

 また同日,米Hewlett-Packard(HP)が,同社ブランドiPodのリリースを9月にすると発表した。HP社は今年1月,自社ブランドのiPodを夏にも発売すると発表していた( 関連記事 )。Apple社の発表資料の中でHP社CEO兼会長のCarly Fiorina氏は,「顧客により素晴らしい製品を提供できるように,iPodの4代目モデルを待つことにした」と述べた。

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