英British Telecom(BT)と米Microsoftは,リアルタイム・コミュニケーション/コラボレーション・サービス提供に関して全世界を対象とする戦略的提携を結んだ。両社がそれぞれ現地時間7月12日に明らかにしたもの。これにより両社は,BT社の音声会議サービスとMicrosoft社のオンライン会議サービス「Microsoft Office Live Meeting」を組み合わせ,単一ソリューションとして世界各地で提供していく。

 BT社は,前年から同ソリューションを社内で試験運用していた。その結果,「2003年だけで620万マイル(約998万km)以上の距離に相当する出張を行わずに済んだ」(両社)という。「経費の節約になったうえ,自動車による移動を減らすことで二酸化炭素の排出を1億1200万リットル(230トン)も削減でき,環境に対する悪影響を最小限に抑えられた」(両社)

 同ソリューションを導入すると,音声とWeb会議サービスに単一リソースでアクセスできるようになる。複数の参加者による会議の実行や,テキストによるやり取りも行える。さらに,トレーニング/実装/導入を支援するプログラムも用意する。

 同ソリューションは,英国と米国で直ちに利用可能とする。料金は,利用時間,指名ユーザー数,シート数によって異なる。

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