ソニーの米国法人Sony Electronicsは米国時間7月6日,中小企業市場向けの販売プログラム「VAIO Professional」を発表した。同社のVAIOノート・パソコンを,消費者向けとは異なる製品ライフサイクル,ソフトウエアおよび機能オプションで,再販業者と直販の両チャネルのみを通じて販売する。

 同プログラムで販売する製品は「A-Series」と「S-Series」。A-Seriesは15インチまたは17インチ・スクリーン,S-Seriesは13.3インチ・スクリーンを搭載する。ともにOSはWindows XP Professional。なお,A-Seriesの最新モデル「VGN-A130」が今月中にリリースされる予定である。

 同プログラムでは,BTO(build-to-order)またはCTO(configure-to-order)オプションで,ハードウエアやソフトウエアを自由に組み合わせることが可能。製品ライフサイクルを従来の16週間から6カ月~1年以上に延ばすほか,3年間の保証やオンサイト・サービスなどのサポートを提供する。

 「中小企業は,VAIO製品により,オフィス,外出先,自宅での生産性を向上できることを理解している。VAIO Professionalは中小企業向けに特化して提供するもので,企業が簡単に製品を購入し,投資資産を維持できるようにする」(Sony Electronics社ジェネラル・マネージャのMike Abary氏)

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