米Lindowsは米国時間7月5日に,同社のLinuxディストリビューション「Linspire」のイタリア語版「LinspireItaliano」を発表した。Linspireと同様の機能を備え,「イタリア語を用いるユーザーのためにすべてをローカライズした」(Lindows社)。イタリアのQuestarが独占的販売業者となる。

 Lindows社CEOのMichael Robertson氏は,「LinspireItalianoにより,手ごろな価格のLinux製品の提供範囲をイタリア語圏に拡大する。Questar社の欧州におけるプレゼンスと販売能力が,イタリア,そして欧州連合(EU)にわたる当社製品の効果的な販売を可能にしてくれるだろう」と述べた。

 Linspire製品ユーザーは,「Warehouse」サイトで1800種類以上のLinspire対応ソフトウエアからアプリケーションを選んで入手できる。Linspire特有の「CNR」技術により,アプリケーションの選択,インストール,アップデートが「ワン・クリックで簡単に」(Lindows社)実行可能。

◎関連記事
米Lindows,「Linspire」「Fedora」「Mandrake」を1パッケージで販売
米Lindows.com,OSの名前を「Linspire」に変更
米Red HatとFedora Project,一般ユーザー向けLinux「Fedora Core 1」を公開
米Red Hatのデスクトップ戦略とは――狙いはやはり企業市場
米Xandros,デスクトップLinuxの無償提供を開始
「Windowsが全ユーザーに必要か、再考すべき」、米OSDLマーケティング・ディレクタ
「Linuxを利用する企業は59%,理由は『安定性』『性能』『セキュリティ』など」,米調査より
「企業はデスクトップのLinux移行で大きなコスト削減が期待できない」,米Gartner

[発表資料へ]