米EMC傘下の米VMwareは，同社の仮想マシン・ソフトウエアを制御するための開発キット「VMware Virtual Infrastructure Software Developer Kit（SDK）」の提供を開始した。VMware社が米国時間6月30日に明らかにしたもの。同SDKは，仮想マシン・インフラ制御用のインタフェースを集めたもので，既存の管理用フレームワークに仮想マシンを組み込むことができる。
同SDKを使うと，仮想マシンの生成，削除，複製，クローン化のほか，仮想マシン・テンプレートや仮想周辺機器の定義，生成も行える。仮想プロセサ／メモリー／ディスク／ネットワーク割り当てなど，仮想マシン用のリソース設定も可能。
プロセサ，メモリー，ディスクI／O，ネットワークの利用状況といった，仮想マシンの動作を監視する機能も備えている。動作中の仮想マシンを動的に別の物理サーバーに移動する「VMotion」技術にも対応しており，同SDKから制御できる。
同SDKは，SOAPとWSDLによるWebサービス・インタフェースを採用しているので，JavaやVisual Studio .NETなど任意の環境でプログラミングが行える。
VMware Virtual Infrastructure SDKは，同社のWebサイトからダウンロード可能。WSDLインタフェース記述，サンプル・コード，プログラミングガイドが付属する。
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