KDDIはOSS(Operations Support System)構築に米BEA Systemsのアプリケーション開発/統合プラットフォーム「BEA WebLogic Platform 8.1」を採用した。BEA社が米国時間6月14日に明らかにしたもの。

 KDDIはインターネット接続をはじめ,固定通信,無線通信などの包括的なサービスを手がけている。現在,「KDDI光プラス」では,FTTH(Fiber To The Home)を介してインターネット接続,IP電話,テレビ・サービスを提供しており,新たなサービスも追加する予定である。「新規顧客獲得で競合他社との競争に直面しているKDDIには,フレキシブルなOSSプラットフォームが必要だ。KDDIは,OSSプラットフォームを移行することにより,新サービスを投入するまでの期間を短縮し,顧客によるサービス導入の促進を図る」(BEA社)

 「将来的なニーズに順応できるOSSプラットフォームをすぐに構築することができた。これで当社は開発力を向上し,ビジネスの変化に迅速に対応することが可能だ。信頼性が高く,使いやすいBEA WebLogic Platform 8.1を利用することで,ブロードバンド・サービスにおける顧客満足を高めていく」(KDDIプラットフォーム開発本部開発部長の住吉浩次氏)

◎関連記事
米BEA,「WebLogic Platform 8.1」のサポート期間を5年間に延長
米BEA,SOA普及促進に向けた技術およびリソースを開発者に提供
米BEA,サービス指向アーキテクチャ構築を支援する「Liquid Computing」構想を発表
米BEAと米Accenture,企業ポータル・インフラの共同パッケージを発表
イー・トレード,オンライン証券取引システムに米BEAの「WebLogic」を採用
「電話,インターネット,無線の統合ネット導入は2005年以降進む」,米ガートナー
「2004年に米国でFTTHの導入が急ピッチで進む」と米調査
「高速インターネット接続サービス,2004年は前年比30.5%増の170億ドル規模に」,米調査
「通信事業者間の競争で,2003年に米国家庭ユーザーは110億ドルの電話料金を節約」,米調査

[発表資料へ]