米Comcastは,同社の高速インターネットを利用したオンデマンドのゲーム・サービス「Games on Demand」を米国時間6月2日,発表した。米Exent Technologiesのストリーミング技術を利用して提供する。消費者は月額14ドル95セントで,Comcast社のポータル・サイトからオンライン・ゲームを無制限に利用できる。

 「小売店やオンライン上で個別にゲームを購入する場合と比べて料金が安く,レンタルでの遅延料金を心配する必要もない」(Comcast社)

 Games on Demandでは,1人用および対戦用のゲームを60種類以上提供する。米Atariのアクション・ゲーム「Dead Man's Hand」や米Scholastic Mediaの教育用ゲーム「Clifford Thinking Adventures」「I SPY Fantasy」などが含まれる。

 その他の主な特徴は以下のとおり。
・ペアレンタル・コントロール機能で,アクセスを制限
・リモートでの設定とサポート
・新しいゲームを毎月追加

 「Games on Demandは,Comcast社のポータル・サイトにマッチすると同時に,同サイトの価値を高めてくれる。当社はエンターテインメントにおけるゲームの重要性を認識しており,自社高速ネットワークを通じて,最新のゲームを顧客に提供していく」(Comcast社マーケティング部門シニア・バイス・プレジデントのGreg Butz氏)

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