東芝の米国法人Toshiba America Information Systems(TAIS)は,ノート・パソコンの利用に関する調査結果を米国時間5月18日に発表した。それによると,ノート・パソコン所有者の72%が休暇中でもノート・パソコンを持ち歩くことが明らかとなった。「携帯電話と並んで,ノート・パソコンが休暇の必需品となっている」(TAIS社)

 今回の調査は,TAIS社の一部門Digital Products Division(DPD)から委託を受けた米KRC Researchが,ノート・パソコン所有者600人にアンケートを実施したもの。

 休暇中にノート・パソコンを携帯するユーザーの70%は,「業務の進捗状況のチェック」や「電子メールの受信」にノート・パソコンを使っている。また50%は「1週間の休暇で,5日以上インターネットを利用」し,そのうち45%は,「1回あたりのインターネット利用時間が30分~1時間」である。

 「休暇をとることは,もはや日常とのつながりを断つことではなくなっている。軽くてかさばらないノート・パソコンにより,世界中のどこからでも同僚,友達,家族と簡単に連絡を取ることができる」(KRC ResearchディレクタのDoug Baker氏)

 休暇中の旅行先に持ち込む電化製品も,「娯楽性」から「接続性」を重視したものに変化している。「携帯型のCDおよびMP3プレーヤ」を持って行ってもよいとする回答者は30%,「DVDプレーヤ」は9%だった。これに対して,70%が「ノート・パソコンを持って行くかどうかがまず重要」と答えた。

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