米BEA Systemsは,2005会計年度第1四半期(2004年2月~4月期)の決算を米国時間5月13日に発表した。売上高は,2億6260万ドルで,前年同期の2億3730万ドルから11%増加した。このうち ライセンス収入が1億2020万ドルを占めたが,前年同期の1億2230万ドルから2%減少した。

 同期は,営業キャッシュ・フローとして,前年同期の4050万ドルから103%増の8210万ドルを創出した。

 GAAPベースの営業利益は,前年同期の3420万ドルから14%増の3910万ドル。営業利益率は14.9%で,GAAPベースの純利益は2530万ドル(希薄化後の1株当たり利益は6セント)だった。

 プロフォルマ・ベースの営業利益は,前年同期から28%増の5080万ドルだった。同営業利益率は19.4%。同純利益は,3350万ドル(希薄化後の1株当たり利益は8セント)だった。

 BEA社設立者兼会長兼CEOのAlfred Chuang氏は,「当期は,100万ドルを越えるライセンス契約を17件獲得した。この契約獲得数は,過去の第1四半期において最高だが,同社のライセンス契約による売り上げ目標を達成できなかったことを残念に思う。特に北中南米ではその傾向が強かった」とコメントしている。

 「顧客は,新しいプロジェクトに着手しており,同期と第2四半期を通じてコンサルティング事業が良好である。これらプロジェクトの進行により,創造される機会を活かしていきたい」(同氏)

◎関連記事
米BEAと米Accenture,企業ポータル・インフラの共同パッケージを発表
米BEAが開発環境「WebLogic Workshop」の新版,1000ドル未満で商用アプリの配備が可能
イー・トレード,オンライン証券取引システムに米BEAの「WebLogic」を採用
米BEA,米Oracle,米Sunなど,Javaツール開発を支援する団体「JTC」を設立

発表資料へ