米Apple Computer社は,6月28~7月2日に米サンフランシスコにて「2004 Worldwide Developers Conference(WWDC)」を開催する。初日の同社CEOのSteve Jobs氏による基調講演では,「Mac OS X」の次期版となる「Tiger」(開発コード名)のプレビュが行なわれる。
5日間に渡るカンファレンスでは,200を越える技術セッションが予定されている。Mac OS X技術,最新のMacシステム,QuickTime開発者やコンテンツ・クリエータ向けのセッションを含め,広範囲にわたるMac開発者向けのコンテンツが用意される。
WWDC 2004の主なイベント,プログラムは次の通り。
・Mac OS Xに関するセッション。オープンソースからアプリケーション・フレームワーク,次世代開発ツール,グラフィック,イメージング機能に関して論じる
・企業開発者,システム管理者,ITマネージャ向けの「Enterprise IT Track」。企業開発者,システム管理者,IT管理者が,Tigerで提供されるコア技術の理解するためのセッション
・開発者とコンテンツ・クリエータ向け「QuickTime and Digital Media Track」
・開発者がコードの移植とテストを実施してAppleエンジニアから技術支援を受けられる最新のMacシステムを備えた研究室
・「Application Technologies」「Development Tools」「Graphics and Media」「Hardware and OS Foundations」のロードマップと技術情報を提供する包括的なセッション
・ 「Apple Design Awards」「Apple Campus Bash」「WWDC Exhibit Fair」「Special Interest Groups」といった特別なイベント
5日間のカンファレンス参加費用は,5月14日までに登録すると1人につき1295ドル,それ以降は1595ドル。同社のWWDCサイトから無料で登録できる。
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