米Network AssociatesとイスラエルのCheck Pointは,小規模企業向けのセキュリティ統合製品「McAfee Secure-1」を共同で提供する。両社が現地時間5月5日に発表した。同製品は,小規模企業のネットワークを守るためにファイアウォールとアンチウイルス・セキュリティ管理機能を提供する。

 McAfee Secure-1は,Check Point社の小規模企業向けインターネット・セキュリティ製品「Safe@Office」とNetwork Associates社のアンチウイルス・サービス「McAfee VirusScan AsaP」を組み合わせたもの。

 同製品をインストールすることにより,ファイアウオールとウイルス定義が自動的にアップデートされる。そのため,すべてのデスクトップは,インターネットにアクセスする前に最新のウイルス定義を備えることができる。管理者とユーザーは,Webインタフェースからアクセスしてサービス設定,ウイルス保護レベル,感染傾向を把握できるようになる。また,ポリシー実行機能を提供するため,企業のIT部門や管理者が設定した要件を満たしていないデスクトップは,インターネットにアクセスすることができない。

 McAfee Secure-1は,現在米国においてチャネル・パートナを通じて提供されている。

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