米PeopleSoftは,2004年第1四半期の決算を米国時間4月22日に発表した。売上高は,前年同期比40%増の6億4300万ドルを計上し,同社事前予測の6億2500万ドル~6億3500万ドルを上回った。売上高のうちライセンス収入は,1億3100万ドルで事前予測と一致した。

 プロフォーマ・ベースの純利益は,前年同期から62%増の6200万ドルだった。1株当たりの利益は,前年同期から42%増の17セントだった。

 GAAP(会計原則)ベースの1株当たり利益は7セントで事前予測と一致した。GAAPベースの純利益は2400万ドルだった。これには,米J.D. Edwards買収に関する会計上の調整費用などが含まれる。前年同期の3800万ドルから37%の減益となった。

 「当社は,2004年の企業向けアプリケーション・ソフトウエア事業において,これまでにない高い目標を設定したが,計画した通りの結果を出している。大きな懸念事項が一段落し,事業に再び注力できるようになった」(PeopleSoft社社長兼CEOのCraig A. Conway氏)

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