米Time Warner傘下のAmerica Online(AOL)は,インスタント・メッセージング(IM)サービスの新版「ICQ 4.0」を米国時間4月20日に発表した。ICQ部門のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 ICQ 4.0は,「ICQ Xtraz」を初めて採用する。ICQ XtrazはICQ向け新機能の作成,配信,自動更新のためのオープンIMプラットフォーム。オープンAPIを搭載しており,エンド・ユーザーは新たにクライアントをダウンロードすることなく,新サービスを利用できる。また開発者は,ICQクライアントとは別に新機能を作成し,ユーザーの通信を妨げることなく,配布および自動更新することが可能。

 「ICQは,世界で数百万人のユーザーが個人のコミュニケーション手段として利用している。ICQ Xtrazの導入により,ICQは簡単かつ短期間で拡張が可能となり,アクティブ・ユーザーの様々なニーズに応えられる」(ICQ社ジェネラル・マネージャのOrey Gilliam氏)

 ICQ 4.0の主な特長は以下の通り。

・インタフェースの強化:メッセージング・インタフェースの改良により,コミュニケーションやタスクの管理・起動が簡単に

・メッセージ転送:ICQのメッセージを携帯電話に転送できる

・ゲームの追加:複数のゲームを連絡先リストや新規メッセージのインタフェースから利用可能

・アニメーション・アイコン:「ICQ Devils」アイコンでメッセージに表情を付けることができる

グリーティング・カード:ICQクライアントに搭載されたグリーティング・カードを選んで,送信できる

・誕生日の通知:連絡先リストに掲載されたユーザーの誕生日を,風船のアイコンで自動通知

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