トレンドマイクロ(本社:東京都渋谷区)は4月20日,2004年第1四半期の決算を発表した。売上高は136億円(約1億2600万ドル)で,前年同期と比べ25%増加した。企業向け製品の収入が78%,消費者向け製品の収入が22%を占めた。純利益は31億円(約2900万ドル)で,前年同期と比べ81%の増益。営業利益は51億円(約4800万ドル)で,前年同期から74%増加した。
すべての地域で伸びをみせたが,特に欧州,米国,日本の事業が好調だったという。
「当期は,企業ネットワーク内部からのウイルス流布を防止する『Trend Micro Network VirusWall』などの製品を市場投入し,企業向けのウイルス対策プログラム『Enterprise Protection Strategy』の推進を図った。また,昨年リリースした中小企業向け製品ラインも順調だった」(同社CEOのSteve Chang氏)
ちなみに米メディアの報道(TechWeb)によると,同社は当初,当期の売上高を約1億1300万ドル,純利益を約1900万ドルと予測していたが,これをそれぞれ約1億2600万ドル,約2900万ドルに引き上げる上方修正を4月16日に発表している。
また同社は2004年第2四半期の見通しについても明らかにした。売上高は135億円(約1億2500万ドル),純利益は27億円(約2500万ドル),営業利益は45億円(約4200万ドル)と予測する。
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