「米Dellは,2004年第1四半期の世界市場において記録的なパソコンの出荷台数を達成して首位についた」。米Dellが,米IDCの調査結果を引用するかたちで米国時間4月15日に発表した。

 IDC社によれば,同期におけるDell社のパソコン出荷台数は768万台で,前年同期から170万台増加した。同社は,6期連続で前年同期よりも100万以上多い出荷台数を記録している。同期における2位の米Hewlett-Packardとの出荷台数の差は127万台。市場シェアで3ポイントをリードした。

 「顧客の技術ニーズに応えて最良の価値を提供していけば,市場シェアはついてくると言ってきたが,その通りになった」(同社社長兼COOのKevin Rollins氏)

 Dell社は,同社2005会計年度第1四半期(2004年2~4月期)の売上高が114億ドルに達するという見通しを4月7日に明らかにしている。これは,事前予測の112億ドルを2億ドル上回る。また1株当たりの利益は,これまでの予測と変わらず同22%増の28セントとなる見込み。

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