Webサービスの普及促進団体WS-I(Web Services Interoperability Organization)は,米webMethodsの戦略ソリューション担当副社長のAndy Astor氏を役員として再選出した。WS-Iが米国時間4月12日に発表した。Astor氏は,米Accenture,米BEA Systems,富士通,米Hewlett-Packard,米IBM,米Intel,米Microsoft,米Oracle,独SAP,米Sun Microsystemsの代表とともに役員として2年間の任期を務める。

 同日,WS-Iは,米Adobe Systems,米America Online(AOL),米Ford Motor,東芝が「賛助会員」(contributing member)として同団体に参加することを明らかにした。

 WS-Iによれば,2002年2月の設立以来,エンド・ユーザー企業の参加が増加している。現在,WS-I会員の30%以上が,自動車,金融サービス,医療,保健,通信,旅行業界などのエンドユーザー企業で構成されているという。

 「広範囲にわたる業界リーダーがWS-Iに対して興味をもっている。これは同団体の使命の重要性とともにWebサービスの相互運用性に対する企業の注目を示すものである。WS-Iは,オープンな業界標準をもとにするWebサービスの共通定義を整え,相互運用性があるWebサービスの構築に必要なツールと実装ガイダンスを提供する。エンドユーザー企業の協力は必要不可欠であり,新しい会員を歓迎したい」(WS-I会長のTom Glover氏)

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