米Googleは米国時間3月29日に,同社検索サービスの新機能「Google Personalized Web Search」と「Google Web Alerts」を発表した。ユーザーが興味を抱いている内容に一致した,カスタム化した検索結果を提供する。両機能は,新サービスを公開するテスト・サイト「Google Labs」に追加する。

 Google Personalized Web Searchは,ユーザーが選択した関心事項をもとに,パーソナル化した検索結果を提供する。ユーザーは,検索結果のパーソナライズの度合いを調整することが可能。例えば,音楽に興味のあるユーザーと,アウトドアに興味のあるユーザーとでは,同じ「bass」というキーワードで検索しても,異なる関連サイトが検索結果に表示される。

 Google Web Alertsは,興味のある事柄について常に最新情報を取得したいユーザーに,自動的に更新情報を通知する。対象事項のキーワードを設定すると,毎日あるいは毎週,更新したWWWページのリンクが電子メールで送られてくる仕組み。「お気に入りのチームの試合結果を知りたいスポーツ・ファンや,競合他社の情報を追っているビジネス・マンなどに役立つ」(Google社)

 また,同社はGoogleサービスのホーム・ページと検索結果表示ページを変更したことも明らかにした。検索ボックスの上にあった特殊検索のタブをリンクに変え,「より速くシンプルな検索を提供できるようにした」(Google社)。また,商品検索サイト「Froogle」へのリンクを追加した。

 そのほか,ニュース・サイト「Google News」の検索結果で画像のサムネール表示も始める。

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