米Microsoftのインターネット事業MSNは米国時間3月25日,オンライン広告に関する調査結果を発表した。それによると,オンライン広告は7~12.5%の増収をもたらすという。また,ブランド・イメージと購入意志を高める効果もある。

 今回の調査は,MSNが2003年11月~2004年1月にかけて,スイスのNestle,米Kraft Foods,米Procter&Gambleなどの消費者向けパッケージ商品(CPG:Consumer Packaged Goods)メーカーと協力して実施したもの。

 オンライン広告はコスト効果も優れている。オンライン広告と他のマーケティング媒体のコスト効果を比較した場合,オンライン広告は他の媒体の平均を約30%上回った。

 またMSN社は,「マーケティング全体におけるオンライン広告の割合は,5%以上が望ましい」としている。「マーケティングの目的によっては,この割合が高くなる可能性がある」(MSN社)

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