米Lucent Technologiesは,米国防総省(DoD)からイラクの通信/ITインフラ復興/刷新に関する契約を獲得した。Lucent社が米国時間3月25日に明らかにしたもの。契約期間は2年間で,その後3年延長する可能性がある。金額は最大7500万ドルという。

 これにより同社は,イラク暫定統治機構(Coalition Provisional Authority)のプログラム管理局に従い,イラク全土の通信/ITインフラ復興に取り組む。既存のシステムおよび装置の再構築/更新/交換,新システムの設計/導入に加え,運用とメンテナンスも支援する。

 復興作業には,米CH2M HILL,米DynCorp International,米Lockheed Martin,米Booz Allen Hamilton,米AT&T Government Solutionsなども参加する。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,Lucent社はイラク関連でこれまで約1億ドル規模の契約を獲得しているという。そのうち米Bechtelと結んだ2500万ドルの契約により,先ごろ13台のスイッチング/光/ネットワーク管理システムをバグダッド周辺に導入した。

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