米Macromediaは,オンライン学習教材とプレゼンテーション作成・配信ツール「Breeze」の新版を米国時間3月9日に発表した。新版では,Webコミュニケーション機能を強化した。同社は,北米ユーザーを対象に,3月末日までBreezeのオンライン会議サービスを無償で提供している。

 Breezeは,強力なWebコミュニケーション・ツールを提供する。ユーザーは,オンデマンドの情報プレゼンテーション,eラーニング・コースとともに協調的なリアルタイムの会議,クラス,セミナーの提供が可能になる。PowerPointとFlash Playerを利用するため,ユーザーは,特別なプラグインやメディア・プレイヤをダウンロードしなくてもこれらの機能を利用できる。

 同製品により,企業は重要な事業に関する情報を迅速に共有することができる。企業は,オンデマンドのプレゼンテーションによる情報の共有,ホワイトボードを使った事業戦略に基づくリアルタイムの協調,サポート・スタッフの新製品に関するトレーニングやテストが実施できる。

 Breezeプラットフォームは,既存のポータルと企業アプリケーション,ディレクトリ・サービス,SCORMまたはAICCに準拠する学習管理システムに統合するためのWebサービス・フレームワークを提供する。また,同プラットフォームは,ビジネス・レポート,アカウント管理,SSLサポートも提供する。

 同製品は,トライアル版,ホスト版,ライセンス版が用意されている。ホスト版は1シートあたり月額84ドルから。ライセンス版は,2万2500ドルから。

◎関連記事
米Macromedia,「Breeze」にオンライン会議機能を追加
米Macromedia,無償のオンライン会議サービスを3月いっぱい提供
米Oracle,オンライン会議機能を追加した「Collaboration Suite Release 2」を出荷開始
米Microsoftのオンライン会議/IMサービスを米デルが導入
米ViewCentral,Web/音声会議サービス企業6社に管理ソリューションを提供

発表資料へ