米VeriSignは,マネージド・セキュリティ・サービスを手がける米Guardentの買収手続きを完了した。VeriSign社が米国時間2月27日に明らかにしたもの。買収総額は1億3500万ドル。

 2003年12月17日に発表した最終合意の条件に従い,6500万ドルを現金で,残りの金額を株式で支払った。

 VeriSign社は,現在マサチューセッツ州ウオルサムとロードアイランド州プロビデンスにあるGuardent社の事業所を引き継ぎ,約160人の正社員を取得する。プロビデンスのSecurity Operations Centerは,VeriSign社Managed Security Services(MSS)部門の管轄となる。元Guardent社CEOのMaria Cirino氏はVeriSign社MSS部門上級バイス・プレジデントに就任する。

 詳細な合併プランについては,すでに両社が承認しているという。「統合段階においても,一貫したサービスを確実に提供し,引き続き顧客の満足度向上に注力する」(VeriSign社)

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,VeriSign社はGuardent社の専門知識によって,脆弱性管理などのあまり得意でない分野を補強したい考えだという。

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