米AMDは,従来製品より消費電力を下げた新しいプロセサ製品系列「Opteron HE」と「同EE」を米国時間2月17日に発表した。Opteron HEは消費電力55Wのサーバー用プロセサで,「Opteron 846 HE」「同246 HE」「同146HE」という3モデルを用意する。一方Opteron EEの消費電力は30Wでワークステーション用。「Opteron 840 EE」「同240 EE」「同140EE」の3モデル。AMD社は直ちに受注を開始し,30日以内に全世界で出荷するとしている。

 「これらプロセサの性能を業界標準ベンチマーク・テストSPEC cpu2000で計測したところ,全モデルが各クラスのプロセサのなかで最も高い消費電力当たりの性能/機能を記録した」(同社)

 各プロセサの1000個ロット時の価格は,Opteron 846 HE/840 EEが1514ドル,同246 HE/240 EEが851ドル,同146 HE/140 EEが733ドル。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,従来製品の「Opteron 848」の最大消費電力は89Wあるという。またAMD社は,Opteron 848の価格を3199ドルから1514ドルに引き下げるほか,「同846」を1165ドル(従来比46%減)に,「同344」を873ドル(同33%減)にするといった価格改定を行う。

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